気温と湿度が高い夏は、エアプランツ(ティランジア)の生長期です。
園芸店に勤めていた時に、
「エアプランツって、空気中の水分を吸うから、
水やりは要らないんですよね?」
「水やりが要らないから、管理が簡単なの?」
と言われる方から、
「これ、枯らしちゃうのよね。」
と言われる方まで様々で。
私も、春が来る前に枯らしてしまうことがしばしばありました。。
エアプランツって、お部屋のインテリアとして飾り方が多数紹介されていますが、
枯れることがあるのです。
エアプランツが枯れる原因と、枯らさないように工夫する方法をお伝えします。
・エアプランツを枯らさないようにする方法がわかる。
Contents
エアプランツが枯れる原因5つ
原因1:水分不足
「エアプランツは空気中の水分を吸うから、水やりは要らない。」と思われがちですが、
それは十分に湿度が保たれている場合です。
エアプランツの自生地は、北米南部から南米の森の中。
湿度が十分に保たれていて、樹木などに着生しています。
日本の夏は高温多湿と言われていますが、多雨林の湿度には到底かないません。
原因2:水のやりすぎ
水やりの後、葉の隙間に水が残っていると、そこから腐り、枯れることがあります。
エアプランツは葉の表面から水分を吸収しますが、余ると腐りの原因になります。
また、気温が低い時期は休眠に入るので、水やりを控えめにする必要があります。
原因3:風通しが悪い
風通しが悪いと、蒸れて腐りの原因に。
夏は外の日陰でも管理が可能です。
原因4:直射日光
自生地が森の中なので、強い日光は苦手です。
直射日光は避けて、明るい日陰で管理します。
原因5:気温
5℃から40℃で生存可能と言われています。
適温は10℃から30℃なので、暑い夏は涼しい場所で管理します。
うちのエアプランツはなぜ枯れたのか?
私はもともと、どの植物に対しても「水やり控えめ派」です。
冬はエアプランツの休眠期なので、1週間に1度、
霧吹きで水やりをしていましたが、
大体、春を迎えるころに枯らしていました。
どうやら、水やりが足りなかったようです。
エアプランツを枯らさないように工夫したこと
水やりを工夫しました
今年の冬は、昨年12月に見た『趣味の園芸』を参考に、
「1分間ソーキング」を実践しました。
冬は週1回程度、暑い季節は1~2日に1回、水につけます。
1分を正確には測っていませんが、短時間。
水につけた後は、しっかり水を切って、過剰な水分が残らないように。
エアプランツは、朝になると気孔を閉じ、
夕方から夜に気孔を開いて水分を吸収します。
水やりは夕方以降がおすすめです。
(・・私は時間がとれる深夜にやっています。)
光の当て方を工夫しました
昼間は、直射日光ではなく、東の窓辺で日光浴をさせることにしました。
朝は日差しが強いので、直射日光が入らなくなった時間を狙っています。
さすがに毎日は無理なので、出来るときだけ・・
今年の春にエアプランツを枯らさず済んだのは、この管理のお陰・・と思っています(^^)
その後のうちのエアプランツ
この記事を公開したのは、2020年6月でした。
2022年4月現在も、エアプランツは元気にすくすく育っています。
花をつけるためには、光がまだ足りないようです。
花芽をつけることにチャレンジするか、
現状維持でエアプランツを愛でるか、検討中です。
エアプランツと長くつき合うために・・
一番の要は、水の管理のように思います。
水をやりすぎてもいけないし、やらなさすぎてもいけない。
意外と難しい植物かもしれませんが、少しずつ成長する姿に喜びを感じています。
100均でも手軽に手に入るエアプランツを、あなたも育ててみませんか?
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