夏になるとホームセンターや園芸店でよく見かける、食虫植物。
「本当に虫を食べるのか・・・?」
子どもたちが興味津々で見ている姿は、とても微笑ましいです^^
「でも、家で育てるのって難しいんでしょ?」
いえいえ。
品種にもよりますが、育てやすいものもあります。
管理の仕方を間違わなければ、長く共に過ごすことができますよ。
育てやすい食虫植物の種類とその育て方をご紹介します!
・食虫植物の管理方法がわかる
食虫植物とは?
食虫植物とは、小さな虫を捕らえて消化酵素で分解し、栄養素を吸収する植物のことです。
世界中に約600種類以上あると言われていて、
日本では一部を園芸店で購入することができます。
初心者におすすめの食虫植物
ハエトリグサ(Dionaea muscipula)
多年草
原産地:北アメリカ
特徴:粘液や閉じる葉を使って昆虫を捕らえる
ウツボカズラ(Nepenthes)
多年草
原産地:東南アジア
特徴:袋状の捕虫器を持ち、液体で昆虫を捕らえる。
サラセニア(Sarracenia)
多年草
原産地:北米
特徴:筒状の捕虫器を持ち、昆虫を内部に誘い込み消化する。
ドロセラ(Drosera)
一年草、多年草
原産地:オーストラリア、北アメリカなど、世界中に分布
特徴:葉の表面に生えている繊毛から
消化酵素を含む粘液を出して獲物を捕らえ、消化する。
食虫植物の基本的な育て方や注意点
乾燥は苦手
食虫植物は乾燥が苦手。
常に湿った状態が好みなので、乾かさないように気を付けましょう。
乾くと、もれなく枯れてしまいます。
腰水がおすすめ
腰水とは、受け皿などに水を張り、鉢底から水を吸わせる方法です。
腰水の深さ1cmぐらいをキープできるような受け皿を使いましょう。
昆虫はいなくても育つ
「食虫」と名がついている通り、
「虫を食べ」ないと生きていけないのではないかと思われがちですが、
虫を消化しなくても、生きることは可能です。
植物なので、光合成ができるからです。
養分の少ない場所に自生していて、養分を補うために昆虫を捕らえる技を持っています。
耐寒温度は種類によって違う
夏の暑さに強いものが多いのですが、冬の寒さが苦手なものもあります。
耐寒温度について、参考にしてください。
・ウツボカズラ:15℃
※冬は室内で管理しましょう。
・サラセニア:0℃
・ドロセラ:0℃~5℃
耐暑性のあるものが多い
食虫植物は、夏の暑さに強いものが多いです。
ドロセラは種類が豊富なので、種類によって耐暑性がまちまちです。
夏に販売されているものは温帯性または熱帯性の品種で、
暑さに強いのですが、直射日光は避けた方が無難です。
食虫植物は、室内で育てられる?
食虫植物は日光を好むものが多いので、
春から秋は出来るだけ屋外栽培がおすすめですが、
ウツボカズラは、明るい室内でも育てることが可能です。
明るい窓辺で風通しに気を付ければ、モウセンゴケも室内栽培ができます。
食虫植物の手入れ方法
枯れた葉はハサミでカット
育てていると、葉が枯れてくるので、
ハサミでカットして取り除きましょう。
枯れた葉は、もとには戻りません。
カビや病気の原因になるので、早めに取り除くことがおすすめです。
食虫植物の植え替え
この記事で紹介している食虫植物についてご紹介します。
用土
水苔、または、酸度未調整のピートモスに鹿沼土小粒、赤玉土小粒を等量混ぜた土を用います。
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植え替え時期は品種によって違う
ハエトリグサ
1年に1度、休眠期の12月から2月に行いましょう。
同時に株分けも可能です。
ウツボカズラ
1年に1度、6月から8月の高温期に行いましょう。
サラセニア
1~2年に1度、休眠期の12月から2月に行いましょう。
同時に株分けも可能です。
ドロセラ
1~2年に1度、生育期前の2月から4月に行いましょう。
同時に株分けも可能です。
具体的な植え替え方法は、実際に植え替えする時にご紹介します!
まとめ
・モウセンゴケとハエトリグサは、直射日光は避けて明るい日陰に置こう。
・水切れを起こさないように管理するには、腰水にしておくと安心。
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